2015年5月18日月曜日

Tubaの重さ

先日、facebookで興味を引く書き込みを見ました。
シンガポール交響楽団で首席チューバを務める藤田さんが「Warren Deckのベルにおもりが入ったTubaが約18キロ、Nirschl York(通称BMヨーク)は約13キロ、Hirsbrunner HBS510(通称Yorkbrunner)は約15キロ。」と述べていた。Warren Deckの楽器だから、MW2000か?2165か2265かな。2000は、まあいいとして、2165と2265は持ってみたら重かった。
ここに上がった楽器で吹いたことがあるのはYorkbrunnerで、確かにあれは重かった。ただし、Yorkbrunnerは製造年代でも差があるよね。全部手作りなのか、セントラル楽器モデルなのか。BMヨークは「Surprisingly Lightweight(驚くほど軽い)」と紹介されていたけど、約13キロなのか。これも個体差があるだろうけどプラスマイナス0.5キロくらいかな。意外と重いと思いました。
これらの楽器はTubaの世界では6/4サイズと呼ばれる楽器なので、4/4サイズの楽器に比べたら明らかに重い。こんなものなのかな。
同じC管では、4/4サイズのGR41も重かった。Hirsbrunnerの4/4サイズの楽器も重かった。Bessonのコンペ楽器も重い。WilsonとMeinl Westonの楽器も全般的に重い。F管のKodiakはびっくりするくらい重かった。一方でBb管のFafnerは軽かったな。
今まで吹いたことがある楽器で一番軽かったのは、Alexanderだった。材質が薄く、ベルを指でなぞると反対側から見てそれがわかるくらいだった。反応良く、響きすぎる傾向があった。材質が薄いので凹みやすいのは仕方がないね。
それじゃ、お前が今使っている楽器は何キロなんだという突っ込みが出そうなので、お答えします。F管のPF 125は約7.8キロ。C管のPCKは約11.5キロです。

2015年5月4日月曜日

ここ数カ月のこと

tubaを吹いていて、ここ数ヶ月で感じたことです。

この2年間くらい、ほとんどF管を吹いています。何故かと言いますと、アマチュアオーケストラで「Franckの交響曲」や「Verdiの運命の力」をやり、その後の活動主体が金管アンサンブルになったからです。金管アンサンブル加入当初はC管も吹きましたけど、その時練習していた曲がF-durで運指が楽になり、アンサンブルのバランスもよくなったので続けてます。
前回の練習で、久しぶりにC管を吹きました。すると、今まで出来ていたことが出来なくってますよ。DやEを吹いたつもりが、スカッと空振りしてしまった。どうやら、C管を鳴らすツボを忘れたようです。F管と同じように息を入れてもダメですね。Contrabass TubaとBass Tubaは別物でした。
Arnold JacobsさんやGene Pokornyさん、ホッキョクグマになりきって6/4の楽器を吹くつもり(^^;)でしたが、そうはいかなったな。ぶっとい音で迫力があり、クインテットのバランスが取れないとすぐに感じました。バランスを取ろうと四苦八苦していたら、ストレスを感じてしまったよ。6/4サイズのC管でもクインテットをこなせるようになりたい。けど、またF管を持って行こう。

Contrabass TubaとBass Tuba(私の場合、C管とF管)の使い分けも、どうしたものかと思うことがあります。これは、その奏者が置かれた環境や受けた教育が影響している思います。よくあるのが、小編成の場合はF管。大編成の場合はC管です。なので、金管アンサンブルの場合、多くの奏者はF管を選択してるかな。ベルリンフィルやコンセルトヘボウの金管アンサンブルで、PuttkamerさんもHoogendijkさんもF管を使ってましたね。シカゴ、エンパイアブラス、カナディアンブラスなど北米のアンサンブルではC管です。
そんなに厳密にやらなくてもいいんじゃない?と思わされたことがありましたよ。一つ目は、名古屋フィルの演奏会でした。BrittenではC管を使用し、Tchaikovskyの6番でF管を使っていたのです。初めて見る組み合わせでした。次に見たのは、シカゴでGene PokornyさんがR.V. Williamsのチューバ協奏曲をC管で演奏したことでした。譜面には「Bass Tuba」と書いてあり、音域もF管を意識した形跡があります。インタビューでは「演奏の90%以上はC管だから、やはりC管にするよ。」と本番5日前に決めたそうです。John Williamsのチューバ協奏曲のようにC管を想定した協奏曲もありますが、R.V. Williamsの協奏曲をC管でやってしまうのは、アメリカ人奏者ならではかなと。
次に見たのは、コンセルトヘボウのMariss Jansonsさよなら演奏会。Hoogendijkさんは、バルトークのオケコンをF管で吹いていた。
C管、F管と、ご託を並べず、理屈っぽくならず、使いたい方を使えば良いんだよ!聞いている人には違いはわからないし(^^;)

このブログのダッシュボード

久しぶりにブログのダッシュボードを見てみた。
すると、ダッシュボードに表示される情報が増えてた。こんなに放置しているにもかかわらず、検索エンジン経由で見に来ている人が居て、そこそこのアクセスを記録していた。なんというか、ありがたいですね。
facebookのニュースフィードやtwitterでは表しにくいこともあると思っているので、また書いてみようと思う。というか、備忘録として書こうと思っていることがあります。