久し振りにSFSOの演奏会に行ってきました。
サンフランシスコ近郊に住んで、今年で通算4年目ですが、名物の「ケーブルカー」に実は今まで乗った事はないのです。今回、所用もあって初めて乗りました。中々風情のある乗り物ですね。
普段、ワインや珈琲を売っているバーカウンターの辺りで、ジャズバンドが演奏をしてました。
ホールでは、今まで見た事もない照明が設置されていました。そのお陰で、ステージは赤・青・緑・紫・オレンジの光が当たっていた。反響板は、高さだけでなく、角度も変えられるようです。よく見ると、毎回少しずつ角度が変わっているような。
金曜日の夜。サマーシリーズの最初らしく、安い席は満席。全体を見渡しても、9割、いや、ほぼ満席だ。
この日は、ロシアの夕べ。曲は、以下の通り。
- Shostakovich: Festive Overture, Opus 96
- Rachmaninoff: Piano Concerto No.2 in C minor, Opus 18
Jean-Philippe Collard
- Prokofiev: Symphony No.1 in D major, Opus 25, Classical
- Tchaikovysky: 1812 Overture
1曲目の「祝典序曲」を演奏された方もいると思います。むしろ管だけで演奏される方が多いかもしれませんね。僕は、高校卒業後に練習で吹かせてもらった事があります。(吹奏楽向けに調が変わっていましたが。)高校生の時に、浦和市文化センター(当時)にイーストマン音楽学校の演奏を見に行った事がありました。イーストマンの演奏が素晴らしかったのは勿論覚えていますが、曲が格好良かったのも覚えています。
1999年の7月にシカゴで、Rostropovich が振ったのを観ました。この時はShostakovich Week で、生前 Shostakovich と付き合いのあった Rostropovich が棒を振ったり、勿論チェロを弾いていました。この時の演奏では、最後のファンファーレで Rostropovich が突然客席を向いて、3階席に待機させておいたトランペットの合図を送りましたよ。
1812年序曲について書きましょう。この日の全てに当てはまりますが、指定テンポより遅いです。今まで聴いた演奏中では、一番遅いです。一部譜面にない音が加えられており、この編曲は良かったと思います。最後、派手に鳴っていたチャイムは姿が見えなかったので、ステージ裏でしょうね。それと、最大の目玉(?)大砲。屋内なので、さすがに本物を置く訳に行かないので、どうするのかと思ったら、サンプリングした音(臨場感あって、結構いい音。)をスピーカーで鳴らしました。大砲の音に合わせて、照明が赤・青・オレンジ・紫・緑に変えていました。場末のストリップみたいだ。(チューバ奏者は、C# と G# の音を外し、「この音に気をつけろ。」と身をもって示してくれました。)
この日の演奏では、ホルンがとにかく吹きまくって、目立っていましたね。というか、強弱記号、全部 "ff" だったんじゃないかな。(音を外したのも、その分目立ったけど。)それから、オーボエとクラリネットが、かなり怪しかったです。
この日の指揮は、Edwin Outwater 。彼はResident Conductor と言いますが、まぁ、常任指揮者みたいなもんです。棒の振り方が、大学時代にお世話になった教授に似ていたので、どことなく懐かしいです。
2005年7月11日月曜日
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